キャリア|リハビリ専門職

高橋 昂也さん|2026年入社

病院とは違う景色が見えた。「自宅で過ごす」を支える、理学療法士の新たな可能性

プロフィール

理学療法士。約6年間リハビリテーション病院に勤務したのち、2026年2月に中途入社。現在は港ステーションに所属し、訪問リハビリ職を担当。ご利用者の身体機能や生活状況を踏まえ、日常生活動作の改善に向けたリハビリを行っている。

BACKGROUND

これまでの経験と入社背景

まず、これまでのご経歴を教えてください。

前職では、リハビリテーション病院に約6年間勤務していました。そこは回復期病院で、手術や治療を終え転院してきた患者様に対して、退院に向けたリハビリを行う病院です。

脳卒中や整形疾患、廃用症候群、パーキンソン病など、特定の領域に限らず、様々な疾患の患者様を担当していました。

約6年間勤務した病院を離れて、転職を考えたのはなぜですか?

病院で経験を積み、少しずつ知識や技術が身についてきた一方で、別の環境も経験してみたいと考えたからです。退院後の生活に関わるリハビリを学ぶことで、理学療法士として視野を広げていきたいという気持ちがありました。

訪問リハビリに興味をもった理由と、転職先にグッドライフケアを選んだ理由を教えてください。

理学療法士の友人から「退院後の生活に関われるのが面白い」と聞いたことがきっかけです。その後、自分で調べるうちにグッドライフケアを知り、掲げられていた「自宅で最期まで」というミッションに心惹かれました。ご利用者さんが住み慣れたご自宅で生活を続けていくために、理学療法士として何ができるのか。病院とは違う視点からの支援を学んでみたいと思い、入社を決めました。

FIRST STEP

独り立ちの流れ

入社後は、どのような流れで仕事を覚えていきましたか?

最初の1週間は座学が中心で、グッドライフケアの事業や業務の進め方、トラブルが起きた際の対応など、訪問に出る前に必要な基礎を学びました。

2~3週目は先輩の訪問に同行して、実際の現場を見ながら仕事を覚えていきました。基本的には同じ先輩について、1日中一緒に訪問していましたね。その後、4週目からはひとりで訪問するようになりました。

研修期間では、特にどのようなことが学びになりましたか?

リハビリの知識や技術は病院でも学んできたので、先輩の同行訪問中には、訪問ならではの振る舞いを特に意識して見ていました。たとえば、荷物を置く場所や靴の揃え方、物を動かす際の確認、言葉遣いなどです。

なかでも印象に残ったのは、あるご利用者さんには親しみをもって接し、別のご利用者さんには礼儀を重んじた言葉遣いで話す、先輩の距離感への配慮でした。病院でも距離感には配慮していましたが、より一層必要なスキルなんだと、学びになりました。

同行訪問が大きな学びになったのですね。一方で、研修期間中に戸惑ったことはありましたか?

パソコンやタブレットの操作ですかね。最初の座学で操作方法を学んだのですが、現場でどう使うのかがイメージしにくく、自分が本当に使えるのか不安でした。同行訪問が始まってからは、移動の合間などに先輩へ積極的に質問し、実際の画面を見せてもらいながら、業務と結びつけて覚えていきました。

REALITY

病院と訪問の違い

病院と訪問リハビリで、一番違うと感じたことは何ですか?

一番大きかったのは、器具や設備の違いですね。病院では必要なリハビリをすぐに実践できるのですが、ご自宅には必要な器具があるとは限らないため、その場にあるものを使って方法を考えなければなりません。

最初はそこに苦戦しましたが、いまではご利用者さんの生活環境に合わせて工夫することが、訪問ならではの面白さだと感じています。

具体的には、どのような工夫をしたのですか?

以前、段差の上り下りを練習したいご利用者さんがいたのですが、ご自宅には病院にあるような訓練用の段差がなかったんです。そこで、ご家族に厚めの漫画雑誌をお借りして積み重ね、崩れないように補強した段差をつくりました。

当時は病院で経験した方法をもとに考えていましたが、訪問を重ねてきて、今は「ほかのやり方もあるかもしれない」と柔軟に試せるようになりました。

ご利用者への関わり方にも、病院との違いを感じることはありますか?

ありますね。病院では機能回復に向けて積極的にリハビリへ取り組む方が多かったのですが、訪問では「家事ができればいい」「少し外を散歩できれば十分」といったように、求めることが人それぞれです。

こちらが考える訓練を進めるのではなく、まずはその方がどんな生活を送りたいのかを理解し、そこからリハビリの内容を考える関わり方は、訪問ならではだと思います。

訪問リハビリならではのやりがいを感じたできごとはありますか?

ご利用者さんから「また来てね」と言っていただけたときは、とても励みになります。病院では複数人でひとりの患者さんのリハビリを担当していましたが、訪問の場合は私ひとり。だからこそ、そういった言葉がより嬉しいんです。自分の訪問そのものが生活の支えになっているようで、やりがいを感じますね。

TEAM SUPPORT

多職種連携の魅力

普段、リハビリ以外の職種と連携して仕事を進める場面はありますか?

よくあります。私が勤務する港ステーションでは、看護師やケアマネジャー、介護士など、様々な職種が同じ空間で働いているので、気になることがあればお互いに相談しています。

ひとりで訪問しているときも、判断に迷えばその場でチャットや電話で相談できます。訪問経験が浅い時期でも必要なときにすぐ頼れるのは、心強かったですね。

そういった環境があることで、うまく支援が進んだ例があれば教えてください。

ベッドで過ごす時間が長く、体力や筋力が落ちてきているご利用者さんについて、活動量を増やす方法を看護師と一緒に考えたことがあります。その方には看護師と私がそれぞれ訪問しているので、私の訪問で「こう伝えたらリハビリに取り組んでくれた」ということがあれば看護師にも伝え、次の訪問で試してもらいます。逆に、看護師の関わり方からヒントをもらうこともありました。

それぞれの訪問で試したことやご利用者さんの状態を共有し、次の関わりに活かせるのは、多職種連携ができるグッドライフケアの良さだと感じます。

NEXT STEP

これから学びたいこと

訪問リハビリを経験して、新たに学びたいと思ったことはありますか?

リハビリの知識に加えて、看護の知識も身につけたいです。特に、服用している薬の種類や作用、傷の状態など、ご利用者さんの状態をリハビリ以外の観点からも見られるようになりたいです。

リハビリの枠を越えた知識を身につけたいと思ったのはなぜですか?

病院では、何かあればすぐに看護師へ相談できましたが、訪問先では基本的にひとりです。薬をきちんと飲めているか、傷の状態に問題はないか。その場でご利用者の変化に最初に気づけるのは、自分しかいません。だからこそ、看護の知識も身につけたいと思ったんです。

実際に、同行していた先輩は薬について質問するとすぐに答えていて、その知識の幅広さを素直にかっこいいと思いました。私も早く先輩のようになりたいです。

MESSAGE

求職者へのメッセージ

どのような理学療法士が、訪問リハビリに向いていると思いますか?

ご利用者さん一人ひとりに合わせた工夫を楽しめる方ですかね。訪問先の環境はさまざまなので、その場にあるものを使って「どうすればやりたい動作をできるようになるか」をご利用者さんと一緒に考え、工夫できる方が向いていると思います。

あとはリハビリの技術だけを追求するというより、その方がやりたいことや生活に目を向け、話し合いながら支援するのが楽しめる方に合っている仕事だと感じますね。

グッドライフケアへの転職を考えている方へ、メッセージをお願いします。

私自身、グッドライフケアに転職してから、日々楽しくリハビリに取り組めています。以前勤めていた病院とはまったく違う環境で、より相手の生活に入り込んだ支援ができたり、他の職種から新しい知識を学んだりするなかで、理学療法士としての視野も広がりました。

「できる支援を増やしていきたい」「いまとは違う環境で刺激を受けたい」と感じている方は、ぜひグッドライフケアで一緒に働けたらうれしいです。