BACKGROUND
これまでの経験と入社背景
まず、これまでのご経歴を教えてください。
新卒で介護施設に入社し、介護職として3年働きました。その後グッドライフケアに転職し、しばらくは訪問介護士として現場を回っていました。そこからサービス提供責任者と管理者を任され、現場のシフトにも入りながらの兼務を約5年。そして2025年12月から、ケアマネジャーをしています。入社から数えると、もう10年以上になりますね。
施設で3年働いたあと、あえて転職したのはなぜですか。
当時は、介護の仕事を3年続けると介護福祉士の受験資格が得られたので、まずはそこがひとつの区切りでした。そのうえで、施設しか経験していなかった自分にとって、「訪問を経験しておかなければ」というのがテーマだったんです。
施設は常に仲間と一緒に動く仕事ですが、訪問はご自宅に一対一でお邪魔するので、マナーひとつとっても求められるものが違う。介護を極めるなら、訪問だと考えていました。
グッドライフケアを選んだ決め手は何でしたか。
ハローワークで見つけて、直接応募しました。面接で希望勤務地の千代田区で働けると確認できたこと。それから、前職は夜勤があって生活リズムが不規則だったので、規則正しく働ける環境だったこと。「ここで頑張ってみよう」と素直に思えたのが決め手でした。
REALITY
ケアマネジャーの仕事のリアル
現在は、何件くらい担当しているのですか。
要支援を含めると、50件以上あります。最初からこの件数だったわけではなく、前任のケアマネジャーから引き継いだり、新規の方を担当したりしながら、月ごとに増えていきました。正直に言えば、多いと感じます。
ただ、きついときは相談すれば調整してもらえます。実際に新しく入った社員へ引き継いだ例もありますし、話を聞いてくれる組織だと思います。
1ヶ月の仕事は、どのような流れで進むのですか。
月初は、各事業所から届く前月の実績を確認して、国保連(国民健康保険団体連合会)に請求する作業から始まります。かなりの量です。それが落ち着いた頃から、モニタリング訪問を集中的に回っていきます。サービスが適正に実施できているか、ご利用者さんの状態に変化はないかをご自宅に伺って確認する業務です。今日も午前中に4件回ってきました。
ケアマネジャーを始めて、最初に難しいと感じたことは何でしたか。
アセスメントという、ご利用者さんの情報を最初に聞き取る仕事です。介護の経験が長いぶん、ケアマネジャーの視点に切り替えるのが難しくて。どんなサービスが必要かをトータルで考えて、収入や困りごとまで、介護に限らず幅広く聞き取らなければいけません。
分からないことが出てきたとき、どう乗り切っているのですか。
シンプルに先輩に聞きます。多いのは「この制度で、これはできますか?」という質問です。医療、介護保険、障害と制度が多岐にわたるうえ、自治体ごとのローカルルールも多く、区が変われば扱いが全く違うこともあります。周りに助言をくれる先輩や管理者がいるので、それで乗り切っています。
VALUE
ご利用者との関わりと仕事の手応え
ケアマネジャーの仕事で、手応えを感じるのはどのような場面ですか。
自分の立てたプランで、ご利用者さんの生活の質が上がったり、目標を達成できたりしたときです。ケアマネジャーは、介護士と違って毎日ご利用者さんと会うわけではありません。その分、介護士や看護師から「これができるようになりましたよ」「デイサービスに行きたがらなかった方が、楽しんでいますよ」といった報告を聞くと、思い切ってプランに入れてみてよかったなと思います。
印象に残っているご利用者はいますか。
ケアマネジャーになって間もない頃に担当した方です。医療依存度が高く、介護に抵抗もある方で、「ご自宅では難しいのではないか」と思われるケースでした。それでも、同じ会社に介護、看護、福祉用具の職種が揃っているので、連携しながら総合的に支える体制を組みました。本来なら早々に諦めて病院へ戻る状況でも、多職種連携で長くご自宅の生活を支えられました。
介護士の頃と比べて、ご利用者との関わり方はどう変わりましたか。
関わりの距離感は、少し遠くなりました。介護士は毎日ご自宅に伺って、ご家族と雑談をすることもある、距離の近い仕事です。ケアマネジャーは月1回のモニタリング訪問が基本で、話す内容もサービスのことが中心になります。だからこそ、月1回の訪問で「今のサービスで満足です」と言っていただけると、嬉しいんですよね。
TEAM SUPPORT
多職種連携・グッドライフケアで働く特徴
「多職種連携を一番実感できるのはケアマネジャー」と伺いました。最近、それを実感した場面はありますか。
急な退院が決まったときです。急遽、明日退院と決まる方もいるのですが、社内の共有ツールで依頼すれば、すぐに調整がつく。調整に時間がかかれば、その間にご利用者さんの状態が変わってしまうこともあります。スピーディーに手厚い支援ができるところは、私自身、この会社を信頼しているところです。
緊急時だけでなく、日常の業務でも連携する場面はありますか。
日常的にありますね。最近だと、むせる場面が増えてきたご利用者さんについて看護師に相談したところ、言語聴覚士につないでもらえました。実際にサービスに入って、評価や訓練をしてもらえる。同じ社内に言語聴覚士がいるからこそのつなぎ方だと思います。
ツールの活用が進んでいる会社だと伺いました。実際のところ、どうですか。
文字起こしから議事録をAIで作れるようになるなど、ツールは進化していて、負担は相当減っています。ただ正直に言うと、覚えることは多いです。連絡用のチャット、ご利用者さんの情報を管理するシステム、請求ソフトと、ツールがそれぞれ別にあります。書類の保存ルールも細かいので、入ったばかりの頃は戸惑うと思います。
それでも、新しく入った方には先輩が根気よく教える体制がありますし、ルール化のおかげでミスを防げている面もあります。やることが増えていくのは、会社が挑戦を続けていることの表れでもあるのかなと思います。
WORK & CAREER
介護士からケアマネジャーへの
キャリアステップ
訪問介護士、サ責・管理者、ケアマネジャー。それぞれの面白さは、どう違いますか。
訪問介護士は、直接ケアをして「ありがとう」と言っていただける仕事です。その場で役に立っている実感が持てます。サ責や管理者になると、担当者会議でご利用者さんの課題に対して支援を提案するなど、次のステップにつながる関わりができるようになります。
そしてケアマネジャーは総合的です。自分の作ったプランで複数の事業所が動いて、ご利用者さんの生活の質の向上につながっていく。見えない調整の仕事は多いのですが、その実感が面白さだと思います。
ケアマネジャー資格の取得は、働きながらだと大変だったのではないですか。
正直、大変でした。実は何度か落ちていて、合格まで毎年挑戦し続けたんです。それでも受かったのは、管理者として介護保険の業務に日々触れていたことが、そのまま勉強になっていたからだと思います。訪問介護士としてただ働いているだけでは、受からなかったでしょうね。
「やってみないか」と声をかけられて、転身を決めたそうですね。
絶対にケアマネジャーになりたい、という強い意志があったわけではないんです。ただ、やったことのない次のステップでしたし、管理者を次の方に引き継ぐきっかけにもなる。タイミングも良かったので、「やります」と返事をしました。
転身後の最初の数ヶ月は、どのように過ごしたのですか。
最初は同行がメインです。先輩のモニタリング訪問や、新規の方との最初の面談についていって、やりながら教えてもらう。2、3ヶ月経つと一人で行く機会も出てきますが、届け出ひとつも先輩に確認しながらで、徐々に独り立ちしていった感じですね。ただ、まだ分からないことも多いので、今も毎日、先輩に質問しています。
MESSAGE
働き方とこれから・求職者へのメッセージ
10年以上働いてきて、あらためてグッドライフケアの魅力は何だと思いますか。
状況は変えられる、というところです。一時的に人が少なくなって、負担が増えることはあっても、徐々にですが改善されます。私自身、介護士の頃は、シフトの組み方などに思うところもありました。それが管理者を任されると、今度は自分が変える側になるんです。
介護士の目線で「ここはきつそうだ」と分かるから、配慮したシフトが組める。諦めてしまえば何も変わりませんが、頑張ってみれば変えられる会社だと思います。
働き方の面では、変化はありましたか。
グッドライフケアに入社してから結婚して、子どもも生まれました。管理者の頃は、休みの日も夜中も第一報の電話を受ける立場でしたが、ケアマネジャーになってからは休日の電話が減って、家族との時間は充実しています。この先は、主任ケアマネジャーの資格を取りたいですね。ただ、これは勉強しないと無理そうです。
最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
研修体制と多職種連携は、おすすめしたいところです。会社として居宅部門の研修にも力を入れていて、業務をやりながら知識やスキルが身についていきます。
私自身、大きな志があったわけではなく、「資格を取れるといいな」という目の前の目標を積み重ねてきたら、気づけば10年以上経っていました。この会社には、サ責、管理者、ケアマネジャーと、社内でステップを踏んでいける道があります。ここでなら、頑張ってみようと思える場面がきっとあるはずです。