お知らせ

「お看取り」とは亡くなられるまでの最期を見守ることをいいます。
グッドライフケアのお看取りエピソードを定期的に掲載しております。



アルツハイマー型認知症も発症していた80代後半の男性利用者様のエピソードです。

2022年9月、誤嚥性肺炎を繰り返され入院されていましたが、病院を退院後は点滴投与のため、看護師が毎日ご自宅を訪問しておりました。また、奥様は点滴の抜針やロックなどを覚えて、協力してくださっていました。
介護の負担が大きい中でも、日々献身的にご主人を支えていらっしゃる姿を何度も目にしました。

容態が変わられたのは、2022年12月24日クリスマスイブ、デイサービスでの入浴中のときでした。
ショック状態となり病院への救急搬送となりました。
そのまま病院で過ごす選択肢もありましたが、「年末年始は家族と一緒にいたい。我が家で過ごしたい」という強い想いがあり退院されました。

退院後は状態が急激に悪化し、奥様の気持ちがついていかない状況でしたが、看護師からも本人様の気持ちを考え、どのように過ごすのがよいかなど一緒に考えさせていただきました。
奥様は毎日お声がけをされるなどしながら寄り添われていました。

そして12月31日の大晦日にご自宅でご逝去されました。
最期は眠るように亡くなられたとのこと、「年末でも最期まで自宅にいることができて本当によかった」と奥様から感謝のお言葉をいただきました。

グッドライフケアは、家族様、利用者様のお気持ちを第一に残された時間をどのように整えていくのかを大切にしています。
これからも全力で在宅介護を支えていきたいと思います。

次回のお看取りエピソードは7月15日です。